「野球がナインでサッカーがイレブン?」と人に聞くほど私はスポーツオンチです(^^;)
でもこんな私でも尊敬する選手がいます。イチローと松井秀喜です。
そういう偉大な選手でもその成績によって行ったり来たりするのがメジャーリーグとマイナーリーグですよね。
一般的にはメジャーは大きい、マイナーは小さいという意味になるかと思いますが、音楽ではメジャーは長調(明るい)でマイナーは短調(暗い)を意味します。
音をド・ミ・ソの様に一つおきに重ねると和音になります。ちなみにド~ミの音程を(ドレミと数えて)3度といいます。ミ~ソも3度です。そしてコード(和音)にもメジャーコードとマイナーコードがあります。
ド・ミ・ソがメジャーコード(長3和音)で、ド・ミ♭・ソがマイナーコード(短3和音)です。
コードネームでいうとメジャーはCMと書き、マイナーはCmと書きます。
音に出してみると明るい響きと、暗い響きの違いがすぐにわかりますよ。
ポイントはたった一つ、3番目の音がミかミの♭かだけです。
弾いたりアレンジする場合の注意点は、第3音を絶対に外さずに弾くということです。
私もアレンジの先生には、「雄か雌かを区別するのが第3音だから絶対はずしちゃダメ!」と最初のレッスンでしっかり言われたことを覚えています。
そういえば、大学の時に経験したアルバイトの中で一番面白かったのは、東京バレエ劇場附属バレエ学校の練習ピアニストでした。
ステップに合わせて16小節~32小節位の曲を弾くのですが、どんどんパターンが変わるので譜面を開いている暇はなくアドリブで弾いて行きます。とにかくダンサーが踊っているのでピアノは失敗しても止まることはできません。
いろいろな意味でこれはとても良い経験になりました。
校長先生(おじさんでしたが)の時は、特にマイナーコードが好きで、とにかくマイナー調の曲を弾くとスゴクご機嫌でした(笑)
マイナーコードは、歌謡曲などには多く使われていますし日本人は哀調や切なさが表現出来るマイナーコードが好きな国民なのかなと思います。
そしてコードの面白い点は、たった一音変えるだけでメジャーがマイナーになるように、他の種類のコードに変化していくところです。
またさらに3度3度3度3度重ねて♭や♯をつけることで、無限の新たなサウンドに生まれ変わっていきます。
時代によっても和音の使い方が違いますが、古典派の音楽の飽きのこない素晴らしい音、ロマン派の夢のような優しい音色、近代の印象派といわれる色彩豊かな幻想的な音色、そしてジャズの何とも魅力的なサウンド。
それぞれの時代の好みもあったと思いますが、今私達はあらゆる音楽を聴くことが出来る幸せな時代に生きられて嬉しいですね。
私ももっともっとコードの深みにはまっていこうと思います♪♪♪