プロフィール

国立音楽院作曲アレンジ科卒業。
ピアノを竹内 典子、デビッド・スタインの各氏に師事。
イョルク・デムス、レモ・レーモリー各氏の指導を受ける。
ジャズ、アレンジを信田かずお、作曲を大曽根浩範、
コンピュータ・ミュージックを川島 基宏、イチノセ キョウ、
モダンライティングをJonathan Katz各氏に師事。
元、尚美学園ピアノ科非常勤講師
小学校音楽専科講師
音楽神学校ワーシップジャパン講師
現在、「田中 隆美ミュージック・ラボ」主宰
相模原音楽家連盟会員
大和カルバリーチャペルピアニスト
2011年10月 「愛のそよ風」vol.2出版
2013年9月 「愛のそよ風」vol.3出版
2014年12月「愛のそよ風」VOL.1再販
私と教会音楽
最初の教会音楽
小学校の頃両親と一緒に通っていたのは日本キリスト教団の小さな教会で、牧師先生がスイス人、奥様はアメリカ人という珍しい教会でした。
奏楽は牧師夫人と私の母。会衆は、たくさんある讃美歌の中から限られた数曲を毎週繰り返し歌う、という素朴な教会音楽でした。
讃美歌
我が家では、クリスマスイブには必ず讃美歌を歌う習慣がありました。
伴奏を弾きながら私はいつも、「どうしてこの讃美歌集の伴奏はこう弾きにくいのだろうと」思っていました。
今考えてみると私がこうして聖歌・讃美歌のアレンジをするようになったことの原点がここにあるように思います。
大和教会
音大を卒業して座間教会(現 大和カルバリーチャペル)に導かれると、そこには、大川従道先生の霊性の高くテンポ感のある素晴らしいメッセージと、たくさんの音楽がありました。
大川先生にお声をかけていただき、さっそくご奉仕をさせていただくことになりました。
その時には、この教会が信徒1500名もの大教会になることや、私がその聖歌隊とアンサンブルの伴奏者、編曲者になることなど考えもしませんでした。
プレイズ
いざご奉仕を始めてみると、コード弾きの“プレイズ”というものが存在していたのです。
聖歌や讃美歌もピアニストがそれぞれにアレンジしながら弾いていて・・、喜びのご奉仕であるはずが、私にとっては悩みの日々となりました。
レーナ・マリア
そんなある時、教会でゴスペルシンガーのレーナ・マリアさんの素晴らしいコンサートが開かれました。その天使の歌声のような素晴らしさにはもちろん感動しましたが、さらに伴奏のアンダース・ウィークさんのピアノに本当に魅了されてしまいました。
その時から私の中に「あんなピアノが弾けたら」「あんなステキなアレンジができたら」という強い思いが湧いてきました。
ジャズ・アレンジ
それから、アレンジを習うためにとりあえずジャズの教室に行きましたが、始めてみると聴く楽しさとは大違いで、やはりジャズは奥深く難しいものでした。
たまたまその先生が、作編曲でも第一線で活躍されている素晴らしいミュージシャンであったので、アレンジを教えていただくことができたことは幸いでした。
そして、ようやく「教会でステキなアレンジが出来るように・・・」という最初の望みに、一歩ずつ近づいて行きました。
音楽という賜物
数年前のある夜中に私は「主のためにピアノを弾きなさい」という神様からの初めてのお言葉をいただきました。
素晴らしい教会に導かれ、ピアノを用いて神様のご奉仕をさせていただけることは、私にとっては最大の喜びです。
一生を通して磨き続けていける音楽という賜物をいただいたこと、それを導いてくれた両親と見守ってくれている主人には本当に感謝しています。
8年前から「愛のそよ風」という讃美歌、聖歌のピアノアレンジ楽譜を書いています。
30年前にはまったく考えられなかったことですが、神様の偉大なご計画を感じます。
これからも私に与えられた賜物を生かし、磨いて「神様に喜ばれる音楽の創造」を一生をかけて続けていきたいと思っています。